ひつじの住処です
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ある所に小さな子羊がいました。
子羊は人間の男の子に恋をしました。
ひつじは高名な僧侶様に頼みました。
「あの人とお喋りがしたいの。
私は、人間にはなれないのかなぁ?」
僧侶様は言いました。
「僕で良ければ、君の願いを叶えてあげるよ。」
僧侶様は続けます。
「でも、その恋が叶わなかったら、君は海の泡になって消えてしまう…」
「!!!?」
「なんてことはないんだけどね!」
驚く子羊のふわふわの毛を撫でながら、僧侶様は言いました。
「僕の魔法は不安定だから…
いつ元の姿に戻ってしまうかも分からない、逆に戻りたくても戻れないかもしれない。
それでもいいの?」
「彼と一緒にいられるのなら。」
深く頷く子羊を見て、僧侶様はにっこりと微笑みました。
「彼の側で幸せになれる事を祈ってるよ。」
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